業務の仕組み全体がシステムで業務効率の改善が目的

ITシステムについてビジネスに欠かせないとすぐにうなずける経営者やビジネスマンというのは日本ではまだまだ少なく、極めて重要だと感じている日本企業は16パーセントにとどまっています。そのせいかITの重要性を軽視し、投資にお金を割かない傾向にあるのです。しかし、その結果グローバル市場における日米の企業の力の差が生じています。日本企業の経営者の能力は決して劣っているわけではなく、社員の能力はかなり高いにも関わらずITとは何か、どのような効果があるのかを理解できておらず、活用度の差によって競争に負けてしまっている節もあるのです。

基本的にITシステムを一言で表すなら業務効率を改善するものになります。たとえば、月次の販売額を集計するとき経理3人を使い人海戦術で計算を行わせて間違いのない帳票を作らせるより、システムを使って集計させるほうがはるかに効率がよくなるものです。人材も3人も必要なく入力するオペレーターが1人いれば十分ということになります。将来的にはスマホの移動履歴から社員の日報が自動的に作成されたり、ICタグを読み取って自動的に配送がおこなわれたり、キーボードの入力すら必要なくなる時もくる可能性があるのです。

また、個人事業主が会計ソフトウェアなどを持っていないのでエクセルソフトで会計しているのならそれも立派なシステムになります。要するに業務効率を上げる仕組みは大なり小なりシステムといってもよく、いろいろな効果が挙げられますがその根幹は業務効率の改善ということを明確にしておくことが大事です。

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